ひとり歩きができたら

夫と息子が二人、男ばっかりの家族の中で暮らしています。

将来の夢 ささやかな

3歳児の長男(幼稚園年少)と0歳児の次男(8ヶ月)という小さな子どもとの生活は、とにかく慌ただしい。

 

長男が幼稚園に行き、次男が布団で寝ている静かな午前中というのは、ありそうでなかなかない。あっても、とりあえずお茶にしよう…とおやつを食べていると次男が起きてしまうことがほとんど。大抵次男をあやしながら洗濯物を干したり、とにかく買い物に行きたいからと次男を抱っこしたまま家事をしたり、毎日の生活にのんびりぼーっとしたり読書したりする時間はないに等しい。

 

長男を保育園に預け、仕事をしていた時は通勤時間やランチの時間があり、そんな時は本を読んだり疲れていればボーっとしたり、自分のための時間があったのだけれど、専業主婦となると暇はあるはずなのになぜか気付いたら一日が終わってしまっている。それは、根が怠惰な自分のせいなので、子どもを理由にしてはいけないと思うけれど、実際のところ読書量はびっくりするくらい減り、好きな音楽を聴くこともなく、読みたくて買った本がずっと積まれたままになっている。

 

もちろん、休日に夫に頼めば子ども二人を数時間見てもらうことはできるだろうし、実際に美容院に行くときなんかは普通に夫に子どもを任せて出かけるのだけれど、次男の授乳時間は気になるし、髪を切った後にコーヒーを一杯飲んでから帰るということも今はまだできないでいる。

 

それでも時々「いつか一人で時間を気にせず喫茶店で本を読める日がくる。きっと来る。」と自分に言い聞かせる。

 

本当にその日は来るのだと思う。

 

さらに言うなら、夫と二人で大人しか入れないような静かなお店で食事をしたり、旅に出たり、そんな日が来るのだと思う。

 

その日が今からとても楽しみだ。

 

まずは、喫茶店でぼーっとしながら好きな本を読む。

そんなささやかなことが、今、私が考える将来の夢の一つだ。

(うーん。やっぱり小さいな。)

 

珈琲時間 2013年 11月号 [雑誌]

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